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ダイアモンド全体の2%未満といわれる、TypeⅡa(タイプ2a)というダイアモンドが入荷しました!



写真の左のダイアモンドがそれです。
1.1キャラットもあります!


タイプ2aは並外れて純粋な化学組成を有する珍しい種類のダイヤモンドであり、ほぼ全て炭素だけでできています。
(通常ダイアモンドには窒素が含まれています。)

TypeIとTypeIIはさらに細分化され、全てのダイアモンドがTypeIa, TypeIb, TypeIIa, TypeIIbのどれかに分類されます。





世の中のほぼ全てのダイアモンドがTypeI(タイプ1)となりますが、古から大富豪や権力者のみがTypeIIダイアを所有し、現代においても多くの人/ダイアモンド商人でさえTypeIIの存在すら知りません。


実は有名なダイアモンドの多くはTypeIIに分類されます。

英国王室が持ちロンドン塔に永久展示されているCullinanIやKoh-I-Noor、

エリザベステイラーが所有していた有名なElizabeth Taylor Diamond、

スミソニアン博物館所有のナポレオンのネックレスにつけられている52個のダイアモンドのうち13個のダイアモンド、

また2013年にHarry Winstonがクリスティーズのオークションで購入したWinston Legacy、

これら全てがTypeIIa(タイプ2a)のダイアモンドです。

ちなみにブルーダイアモンドで有名なスミソニアン博物館所有のHopeは、TypeIIb(タイプ2b)です。

こちらはホウ素を含んでおり、すべてのダイアの0.5%未満しかありません。

タイプ2aとタイプ2bのダイアモンドは非常に希少なのでGIAの鑑定書とは別に専用の証明書が用意されているのです。




今回は本当にタイミング良く、素晴らしいタイプ2aを見つけることができました。

私としても普段なかなかお目にかかれませんので、しっかり目に焼き付けておこうと思います!





GIA GG(米国宝石学会 宝石学修了者)
クアラントット宝石鑑定士
淵田 大介 / Daisuke Fuchida