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ジュエリーのお好きな方、婚約指輪をお選びになった経験のある方、ジュエリー業界関係者の方は、ダイアモンドの4Cに関してはご存知かもしれません。

しかし一般的にはまず聞いたことがない言葉だと思いますので、ここで簡単にご説明いたします。


4Cとは、GIA(1931年設立。カリフォルニア州に本校を構える世界的な宝石機関。日本語では米国宝石学会。)が確立したダイアモンドの品質を評価するための世界的に標準となっているものです。

4Cは以下の4つの言葉の頭文字です。

carat キャラット 重さ

clarity クラリティ 内部と外部の特徴

color カラー

cut カット


この中で一般的に最も馴染みのないのが、クラリティだと思います。

ダイアモンドは地球内深部の極度の熱と圧力の下で形成されるので、多くの場合内部(インクルージョン)または外部(ブレミッシュ)にユニークなあざを持っています。

ダイアモンドのクラリティとはインクルージョン(内包物)やブレミッシュ(傷)が無いことの程度を表します。

こうしたあざのないダイアモンドはまれであり、希少性はその価値に影響します。

ダイアモンドはフローレス(FL)から明らかなインクルージョンを伴うもの(I3)までのクラリティグレードに分けられます。

ダイアモンドは一つ一つがユニークです。
10倍の倍率で観察した場合に完璧なダイアモンドは存在しませんが、中にはそれに近い石があります。

これらはフローレス(無傷)ダイアモンドとして知られ、非常に稀少です。 宝石商でさえ、一度も見たことが無い人も多くいます。


写真はGIAの鑑定書です。





フローレス(FL)
熟練したグレーダーが10倍の倍率で見てもインクルージョンやブレミッシュが見えない

インターナリー フローレス(IF)
熟練したグレーダーが10倍の倍率で見てインクルージョンは見えず、ブレミッシュだけが見える

ベリーベリースライトリーインクルーデッド(VVS1とVVS2)
インクルージョンは熟練したグレーダーが10倍の倍率で見ても確認が困難

ベリースライトリーインクルーデッド(VS1とVS2)
わずかにインクルージョンがあり、熟練したグレーダーが10倍の倍率で見て確認が困難からやや簡単までの程度

スライトリーインクルーデッド(SI1とSI2)
インクルージョンは熟練したグレーダーが10倍の倍率で見て確認できる

インクルーデッド(I1、I2、I3)
インクルージョンは10倍の倍率で容易に確認でき、透明度や輝きに影響を与える可能性あり



GIAのクラリティにはこのように11のグレードがあります。

クラリティグレードを決定する際、GIAシステムでは、10倍の倍率で見えるクラリティ特徴の大きさや性質、位置、色、レリーフ、量などが考慮されます。

ちなみに世の中のほとんどのダイアモンドはVSからSIのカテゴリーに分類されます。




ほとんどのダイアモンドは10億年以上前にできたといわれています。

まさかダイアモンド自身もこのような厳しい検査を受けるとは思っていなかったでしょうね。


GIA GG(米国宝石学会 宝石学修了者)
クアラントット宝石鑑定士
淵田 大介 / Daisuke Fuchida