秋分の日を過ぎて、これからは夜が長くなっていきます。
かすんだ空の夏が終わり、秋の空はくっきりと済んだ青空で気持ちいいですね。

青い宝石といえばサファイア、9月の誕生石でもあります。
明るいブルーからベルベットのようなミッドナイトブルーまでありとあらゆる空の色があります。

昔から高潔、真実、誠実、忠実の象徴とされ、何世紀にもわたり王族や聖職者の衣服を飾ってきました。トパーズやタンザナイト等、他にもブルーの宝石はありますが、美しいサファイアのブルーはこれらの基準となってきました。

ご存知の方も多いと思いますが、サファイアとルビーは鉱物としては同じ種類になります。
鉱物種(宝石種)は化学組成と結晶構造で定義されていますが、サファイアとルビーの宝石種名は「コランダム」と呼ばれ、化学組成は酸化アルミニウム、三方晶系と分類される結晶構造を持ちます。

そして赤いコランダムは「ルビー」と呼ばれ、それ以外の色はすべて「サファイア」になります。

サファイアという名称はギリシャ語のサフィロス(sappheiros、青色)に由来していますが、この言葉は元々はラピスラズリ「瑠璃」を指していたと思われます。
サファイアとシンプルに呼ぶときはブルーサファイアを意味します。

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Pietra Mia ピエトラ・ミア【私の石】 サファイア ピアス


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Dopo le lacrime ドポ・レ・ラクリメ【涙のあとは】 サファイアリング


ブルー以外の色相の石は「ファンシー・サファイア」と呼ばれ、夫々の色に応じて「オレンジサファイア」「パープルサファイア」のように、色相名+サファイアで呼びます。

特定の色については「取引名」で呼ばれることもあります。
アメシスティン/プラム サファイア (パープル)
ゴールデン サファイア (イエロー、オレンジー・イエロー)
パパラチャ サファイア (ピンキッシュ・オレンジ~オレンジ・ピンク)

ファンシー・サファイアの中でも、特に希少性が高く人気があるのはパパラチャです。
「パパラチャ」とは産地スリランカで話されているシンハリ語で「蓮の花」を意味します。
ルビー、サファイアの産地として名高いスリランカでは、この特別なカラーのパパラチャをとても大切にしてきたのでした。

パパラチヤルースblog

パパラチャ サファイア ルース


このように、同じ鉱物でありながらバリエーション豊かなカラーに色づくのは、微量元素(不純物元素)が異なるためです。
純粋なコランダムは無色透明なのですが、結晶が成長する際周りに存在した不純物元素が微量元素として取り込まれるという偶然がコランダムに色を与えます。

微量元素として鉄が含まれることでイエローになり、同様に鉄とチタンの組み合わせでブルーの原因となり、鉄とクロム・場合によって色中心(カラーセンター)という結晶構造のミクロ的な歪が原因でオレンジやパパラチャカラーになるのです。

写真のパパラチャサファイアのルースたちがどんなジュエリーになって登場するのかとても楽しみですね。


コーディネート例は
クアラントット スタイリスト インスタグラム
https://www.instagram.com/quarantotto_stylist/

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GIA GG(米国宝石学会 宝石学修了者)
クアラントット宝石鑑定士
宝石学講座元講師
山本ウィリアム登喜生 Tokio WILLIAM Yamamoto