今週末、夏らしいカラーのカルセドニーのピアスキャッチの新作が登場いたします!

今回ご紹介する写真は、それらに使用いたしましたルース(裸石)となります。
完成品のジュエリーの写真は、ご用意でき次第改めてご紹介させていただきます。








カルセドニーは日本語では玉髄(ぎょくずい)と呼ばれています。


先日こちらのブログでご紹介いたしましたルチルクォーツが属する鉱物クォーツ(石英)の変種がカルセドニーです。




石英の非常に細かい結晶が網目状に集まり、緻密に固まったものでその中でも美しいものが宝石として扱われます。

クアラントットで夏の定番人気のクリソプレーズは緑のカルセドニー、カーネリアンは赤いカルセドニーです。


クリソプレーズ



カーネリアン




瑪瑙(メノウ)と呼ばれるアゲート、ジャスパー、ブラッドストーンなどもカルセドニーとなります。

それぞれがカラーも産地も違いまして、私自身それらが同じ鉱物であるとはGIAで学ぶ以前は全く思っていませんでしたので、それを知った時はびっくりしました。

ちなみに黒い瑪瑙(メノウ)はブラックオニキスと呼ばれており、黒い宝石の代表選手のような存在です。

カルセドニーのモース硬度は6.5~7.0ですので、普段使いに長く愛用できるという強度面でも適しています。


新作カルセドニーですが、ミントグリーン、ライトピンク、ラベンダーの三色展開です。
それぞれとても可愛らしいカラーとなっております。

ただしこれらのカラーは染色されておりますので、染色カルセドニーと呼ばれています。
もちろん人工ではなく天然のカルセドニーですのでご安心くださいませ。








またルチルクォーツ、ラベンダークォーツ(別名スコロライト)も数点ご用意いたしました。


ルチルクォーツ





ラベンダークォーツ







私自ら美しいピースのみを厳選したところ、あまり多くのご用意ができず、初回分はそれぞれ各店1~2ペアずつとなってしまいました…。

万が一売切れの場合は大変申し訳ありませんが、次回入荷まで気長にお待ちいただきたく思います。

クアラントットのショーケースに並ぶ、クォーツの変種カルセドニーは、宝石として凛とした雰囲気を持つダイアモンド、パール、三大宝石(エメラルド、ルビー、サファイア)とはまた違った魅力を持った大変親しみやすい宝石です。

ぜひ店頭でご覧になってくださいませ!


GIA GG(米国宝石学会 宝石学修了者)
クアラントット宝石鑑定士
淵田 大介 / Daisuke Fuchida




スタールビーは東洋の言い伝えでは、厄を除けて幸運を呼ぶとされてきました。
現在はルビーと共に7月の誕生石です。

スターサファイアは、中世のキリスト教徒にとっては、スターを構成する3本の交差するスターが、キリスト教で善とされる、信仰、希望、慈善を象徴していました。

また古くからの言い伝えの中には、スターサファイアは運命の石であり、そのスターは守護霊の役割を果たし着用者を災難から守るというものが幾つかあります。
現在はサファイアと共に、9月の誕生石です。


そして今日もスター石はミステリアスな夜空の星を象徴する宝石として、多くの人々を魅了しています。





今回はそのスターの秘密をご紹介させていただきます。

実はルビーとサファイアはコランダムという同じ鉱石の宝石です。

スタールビー(レッド)、スターサファイア(ブルー)はスターコランダムに分類されます。

コランダムはすべて、酸化アルミニウム、つまりアルミニウムと酸素の化合物で構成されています。

最も純粋なコランダムは無色ですが、その結晶構造の一部として微量元素が加わることでカラーの変化が生まれます。

ルビーはクロムを含むことよって赤くなり、クロムが多いほどレッドの色相が強くなります。



上記のルビーはクアラントットのジュエリー実際に使用しております3mmのルビーです。

下記のクアラントットのフィレンツエモデルのネックレスチャームやピアス、石座の後ろに星の秘密が隠されているモデルのリング、ネックレス、ブレスレットに使用しています。




サファイアは鉄とチタンが数百分の1パーセント含まれるだけでブルーになります。
鉄の含有量が多ければ多いほどブルーの暗さが増します。

こちらも同じく3mmのサファイアです。
ルビーもサファイアもカラーが深く美しい高品質なものを厳選しております。




スター効果はアステリズムと呼ばれる特殊効果です。

この効果は幾つかの特定の方向に配列した微細な針状のシルクのインクルージョン(内包物)に光が反射して生じるのです。

スター2本か3本、あるいは6本の光の帯が交差したもので、結果、4条、6条、12条のスターとなります。






こちらの写真は12条のブラックスターサファイアです。


スタールビー、スターサファイアは大抵6条で、カボションカット(宝石を丸い山形にと整え研磨し光の反射ではなく石そのものの光沢や文様を生かすカット。「カボション」は中世フランスで「頭」を意味する。)にしてその効果を引き出すには熟練を要します。


こちらはクアラントット神戸店のショーケースに並んでおります、パープルスターサファイアのリングです。
とても美しい6条のスターです。





古くから特殊効果を示すコランダムを産出しているのは、スリランカ、ミャンマー、タイ、オーストラリア、アメリカのモンタナ州です。
アフリカとベトナムにも、新しい鉱床が見つかっています。

ちなみにクアラントットのスタールビー、スターサファイアはスリランカの現地の宝石商から直接仕入れています。







スリランカは人口2000万人強の日本と同じ島国で、「宝石の島」と呼ばれています。

数世紀にわたって、あらゆるカラーのサファイアやカラーチェンジサファイア、スターコランダムを産出してきました。

宝石のほとんどは、島の南側2/3の地域にある河川の底や、小川から、あるいは水田からも採掘されます。




インドの南に位置する、宝石の島スリランカからやってきた、厳選されたスターコランダム、ぜひ店頭でご覧になってくださいませ!








あなただけの夜空の星と出会っていただけるかもしれませんね^ ^



















クアラントットではスタールビー、スターサファイアのルース(裸石)からリング、ピアス、ネックレスチャームをオーダーしていただけるイベントを、大阪高島屋店を皮切りに、全店を巡回していく形で開催しております。
現在は神戸店で開催中でございます。

神戸店 7/10まで
阪急梅田店 7/13~7/19
表参道ヒルズ店 7/22~7/28
大丸梅田店 7/31~8/6
神戸大丸店 8/9~8/17
京都高島屋店 8/20~8/28




ルースが無くなり次第終了となります。

スタールビーが今日の段階ですべてお嫁に行っておりますので、現在スターサファイアのみがオーダーいただけます。
イベント前にブログを公開すれば良かったですが、間に合いませんでした。
大変申し訳ありません。
スタールビーはまたの機会に仕入れたいと思いますのでご期待くださいませ。





GIA GG(米国宝石学会 宝石学修了者)
クアラントット宝石鑑定士
淵田 大介 / Daisuke Fuchida




本日よりクアラントット全店舗にて、ホワイトオパールの新作ピアスが登場しています!





クアラントットで扱うオパールは主に5種類あります。


⑴ホワイトオパール

⑵ブラックオパール

⑶ファイヤーオパール(メキシコオパール)

⑷ボルダーオパール

⑸ウォーターオパール


このうちクアラントットのジュエリーで最も種類の多いものはオーストラリアのホワイトオパールを使ったものです。


オーストラリアの半砂漠の乾燥地に降り注ぐ季節雨が古代の地下の岩に深く染み込み、地下に溶解したシリカ(ケイ素と酸素の化合物)をさらに下に運びました。

乾燥期間中、水の多くが蒸発し、亀裂の中や地下堆積岩の層間にシリカ球というシリカの固形堆積物が残りオパールを形成しました。

オパール内部には、そのシリカ球が整然と列んだ配列面が複数存在し、その配列面の間隔が異なっているので、異なった波長の反射光が干渉します。

これが原因でオパールには「遊色効果」というユニークな現象が生まれます。

そしてこの遊色効果こそが、オパール最大の魅力とも言えます。

GIAの鑑別のレッスンではオパールとこの遊色効果は必ずセットで切り離せないものでした。

なぜならこの遊色効果を持つ宝石はオパールだけなので、鑑別上、その石がオパールであると判断する決定的な理由のひとつになるからです。


宝石だけに説明が少し硬くなってしまいましたが!?、
仕事も人生も、「遊び心」を忘れてはいけないな、などと他の宝石には決して見られないこのオパールの遊色効果を見るたびに思ってしまいます。


そんな遊び心を持つ宝石オパールのユニークな遊色効果を、ぜひクアラントットの店頭でご覧になっていただければ嬉しく思います!






GIA GG(米国宝石学会 宝石学修了者)
クアラントット宝石鑑定士
淵田 大介 / Daisuke Fuchida



先月のクアラントット京都高島屋店オープンの際、ブラックオパールのルースオーダー会を開催させていただきました。




オープン初日、新幹線で名古屋から御姉妹で駆けつけてくださったお客様、何年も前からずっとクアラントットのファンでいてくださっている顧客様は会社を休んで来てくださったと聞きました。


ご来店くださったみなさま、本当にありがとうございました。


さて、オパールの魅力はなんといっても遊色効果(play of color)といわれる、虹色にユニークに輝く現象です。

オパールは他の宝石に見られるさまざまな色を有しているため、ローマ人はオパールがすべての宝石の中で最も貴重で強力なものであると考えました。


ほとんどのオパールは今から6千万年前にオーストラリアの内陸部で形成されたといわれており、今回のブラックオパールはオーストラリア、ニューサウスウェルズ州北部のライトニングリッチで産出された宝石品質です。 


京都店に続いて、この4日からは表参道ヒルズ店、関西の各店舗にて3~4石ずつとなりますが、ブラックオパールのルースオーダー会を行います。

お好みでリング、ネックレスチャーム、ピアスをオーダーしていただけますので、ぜひご来店の際はローマ人も虜にしたブラックオパールの美しい遊色効果をご覧になってくださいませ!




(上記写真は京都店オーダー会用のものです。)


GIA GG(米国宝石学会 宝石学修了者)
クアラントット宝石鑑定士
淵田 大介 / Daisuke Fuchida